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作者のごあいさつ
 よく見ること、感じることが物作りに限らずとても
大切なことだと改めて実感しています。
 というもの昨年四月、知り合いに誘われてスペインの古い町まで
スケッチ旅行をしました。
学生時代デッサンは沢山しましたが、風景は小学生以来。
はじめは、城壁から見下ろした町並みは雑然と見えて
どこから手を付けていいのか分からず四苦八苦でした。
しかし、見ながら描き続けていると
「建物は道路に沿って立っている」という当たり前のことに気付き、
すると隠れて見えなかった道路が繋がり、混沌とした風景が
突然整然と見えてきて、町の息づかいまでが感じられました。
写真を撮っているだけでは分からない感動でした。
 そんな気持ちを何時までも持ち続けて、
物作りに励んでまいりたいと思っております。
ご高覧いただければ幸いです。

平成18年1月
                        河村喜史                              










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